最近読んだ本


綺麗の福音

綺麗の福音

 ビューティーエキスパートの大高博幸さんのご本。。。。
表紙が表示されてませんが、ピンク色に白抜きでタイトル、ハートマークに大高さんがハート型の風船を胸に抱え、メイクブラシを片手に持って微笑んでいらっしゃるお写真が載っています。。。。
 えー・・・1948年生まれのオッサンとは思えない・・・、お肌の美しさ・・・チャーミングさ・・・。。
 著者近影の写真にいたっては、お星様のステッキを片手にハイ・ポーズ☆

なんと愛らしい!!

内容は可も無く不可も無くこの手の本にありがちなあまり具体的ではない美の探究への心構え的な内容でしたが、著者の独特極まりない雰囲気に推されてうっかり図書館で借りてきてしまったのです。

現在はビューティーエキスパートなどという海のものとも山のものとも付かない職業をなされている大高さんですが、もともとはレブロンの美容部員だったそうな。
ふーん・・・。

 この手のハウツーではないエッセイ的な美容書は、自分の綺麗へのボルテージが下がっている!と思ったときに読むと効果的。
内容が役立ちそうかよりも著者の考えに共感できそうかで選ぶのが正解V
・・・と、勝手に思っています。。






ゴースト、好きになっちゃった

ゴースト、好きになっちゃった

  • 前回

 イラストが可愛かったから図書館でジャケ借りしたら思わぬ(恋乳的)萌えキャラがいて徹夜で読み倒した、というのが前回までのあらすじ。

 アメリカにおける若者文化がよくわかる、軽いノリというか痛いノリのヤングアダルトです。
 ヤングアダルトはスニーカーとか富士見ファンタジア、電撃文庫あたりは読んだことがありましたが、ビーンズとかコバルトとか『女の子サイド』の方は読んだことが無いのであくまでイメージなんですが、

 ビーンズとかコバルト文庫のノリでやってることは電撃文庫って感じです。

  • あらすじ

 あらすじを説明すると、
 主人公のスザンナ(通称スーズ)は霊と接触できる能力を持った高校生。母親の再婚でニューヨークからカリフォルニアに引っ越してきた。
霊と接触できる能力からメディエータとして現世に心残りのある霊の心残りを解決する・・・・ハズなんだが現世に恨みのある霊との騒動にしょっちゅう巻き込まれている(←基本W)。
 んで、引越してきた古いアパートを改築した家のスーズの部屋には150年前にこの家で殺されたイケメンにーちゃん(ジェシー)の幽霊が取り付いていた。


 んーと、そんな感じ。もう飽きた(早いな)。

一巻ではすでにスーズはジェシーのこと萌え好きなんだけど、メディエータが幽霊相手に恋愛しちゃダメダメ思っているので好きじゃない振りしてて、ジェシーもスーズの事『ケリーダ』(「キックだ!」って意味ではなくスペイン語で愛しい人って意味。なんて恥ずかしいヤツなんだ!)って呼んだりしてるんだがどう思ってるのかそのへんうやむや・・・・。。。
 という状況で始まります。

 実は著者のメグ・キャボット、別名義でこの『メディエータ』の前日談にあたる話を書いているとのこと。スーズとジェシーの出会いはそちらに書かれているのでしょう。たぶん。。。
 話の始めなのにもう半分(以上)恋に落ちたような状態からってありえなくね?
前日談があるならそのことについて本のどこかで言っておいて欲しいものです。
恋乳はアマゾンのカスタマレビューで初めて知りました。。

 んで、紆余曲折、もうちょっと具体的にはジェシーを殺した奴らの幽霊が今頃出てきてスーズが命を狙われたり、ジェシーがあの世に行っちゃうかもとかそんな心配とかうんぬんかんぬんでラストはなんか

 「言葉は必要ない」
 そういって、ジェシーはわたしにキスをした。
 くちびるに……。

 とかそんな砂がジャリジャリ言うような文章で幕切れします。

ああああああ!どんんだけむっつりスケベなんだジェシィィーー!!


  • おもしろいのかといわれれば・・・

 
 別にたいした内容ではありません。萌えが無かったらホントに「つまらぬものを喰ってしまった。」としか言いようが無いわ。(←酷い言い草だ)

 ですが、軽いノリでサクサクと読めるので、さらっと読み流すように本を読みたいならおススメできます。。

 もしくはアメリカーンなハイスクールスチューデントの生活文化について知りたい場合も。
 恋乳としては、本来本筋であるはずのメディエータとしての事件うんぬんよりも、メリケン学生生活のよしなしの方がおもしろかったワ。
本国でもやっぱりマスカラといえばメイベリンなのね。。。

 んー、ストーリーは「もっとひねりがあるのかな?」「まだ山場があるのかな?」と思っているうちに山場は過ぎ、たいしたひねりも意外性も薄く、読者は釈然としない気持ちを抱ええ、唯一すれ違いでもどかしげな恋愛模様が好物という読者にのみそのような満足を与えてくれます。



ちょっと休憩