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‐グレンラガンに思う 熱血マンガの現在
真っ白に燃え尽きちまったアニキにいまだ凹み具合の恋乳です。
グレンラガン(以下グレラガ)は、熱血アニメですよね?
アニキの真っ白に燃え尽きた演出でやっとこさ気づいた恋乳ですが、そもそもグレラガには多くのパロディが撒き散らされているそうです。
ミ○シィのグレラガコミュでそういう板がありました。
熱血とシリアスは同居しない。
と、言うことですかね。
島本和彦以降、熱血マンガは「熱血マンガ」それ自体のパロディとしてでしか成り立たなくなった。
とかとか・・・、これは確か『美少女の現代史』って新書だったとおもいます。
過剰に80年代的な演出やセリフ回し、ベタな展開。そういったパロディ的なものを、我々はしかし冷めた目線でなく、むしろ真剣に行なっているのです!!
「熱血」であることのバカバカしさや滑稽さを充分に理解しつつも、それが楽しければそれでいいのだ。という視点は、非常に今日的な視点だと思います。
なにをもって今日的なのかは分からないけれど・・・。
「しらけ世代」とか「新人類」も今更はずかしい単語でもんね。*1
これに関連して
今読んでる『動物化するポストモダン』の中の引用で、『東大オタク学入門』の一説を引用して、
オタク的感性の柱をなすのは「騙されているのを承知の上で、本気で感動してりする」距離感である。
と、述べているワケよ。
まったくもってそのとーりですね!
しかし、現代では、オタクのみならず多くの人がこの距離感の元いろいろなフィクションを楽しんでいるんだと思うなー。
『真珠婦人』や『牡丹と薔薇』なんかを楽しんでいる人たちというのは、アレが荒唐無稽で、使い古されたベタな展開であることは百も承知で、でもソレが面白いから見てたワケですよね?
ね?
でも、一方の韓国ドラマの方は、アレを見てる人は、かなり本気で感動しちゃってると思うよ。。
荒唐無稽だとかありえないとかベタだとか思ってないの。
うーん、うちのばあやだけですか?そうは思えないけど。
これをもって、オタク的価値観が一般化していっているのだ!とは思わないけれど、一定の距離感をもって作品に接しているのは、なにもオタクだけではないのです。
今日の日記は似非評論ちっくですねW
*1:年齢詐称してないもん!!90年代っ子だもん!