断片小説 ねぇ、ダーリン?
なーんーかー。。。
ポップでキッチュでかーいらしー装丁の本が作りたくて、そういうのに似合う内容の話が書きたいなーって思いまして。
なおかつ、最近ラクガキはようするのに文は書いてないナァ・・・、というワケでちょっと書いてみたらこうなった。
「質問は会話じゃない」はオカキョンのコミックのなかのセリフですね。
こー、たまーに、「ダーリン」とか「スイートハート」とか「マイ・ドール」とか使ってるといいなと。。
最近29んところのソワーズはイイ子なのに報われない乙女だ。。可哀そうに。。。 93でも報われてないと思うけどねー。
うーん・・・。メロメロキュートな装丁なら、29より93とかジェット×女子9とかそういうヘテロカプのがいいのかしらん?
以下、その断片小説。 断片だから、途中でブツ切れ。 しかも途中からセリフのみ。
ひとふさ、ひとふさの髪がふわりと宙に舞う。
髪の焼ける焦げ臭い匂いと、熱線の掠った痛みに僕は顔をしかめた。
上体を思い切りそらせて避けようと思ったのだけれど、寸でのところで避け切れなかった熱線は、僕の頭皮をちょっとあぶり、それから髪のひとふさを散らしていった。
そらせた上体をさらに倒し、地面を蹴る。あおいあおい空に、戦闘の緊迫とは関係なしの軽やかさでひとふさの髪が飛んでいた。
「やっぱり気になるの?」
さっきから何度も前髪を撫で付けるしぐさを繰り返す僕に、フランソワーズは笑ってそう言う。
「うん、いつもあるものがないからね。」
「邪魔がなくて、さっぱりするんでなくて?」
先日の戦闘で僕が落としたもの。僕の右目の上にかかった前髪。
気にするほどおかしいことはないとみんなは言うけれど、僕は自分の顔が露出していることにどうしても落ち着くことができない。
「気になるなら、博士に相談してみたら?」
「植毛?笑われちゃうよ。」
博士にはほうっておけばまた自然に生えてくると言われた。いくらなんでも植毛を頼むなんてオカシイよ。
「気にすることないのに。そのほうがジョー、大人っぽく見えてステキよ。いっそ短くしてればいいのに。」
平生より熱っぽい視線が、彼女の本気を伝えてくるけど、僕としてはぞっとしないので、そこはお世辞と受け取っておく。
「ありがとう。考えとくよ。」
曖昧にわらって、僕はリビングから逃げ出した。自分の部屋なのに、我が物顔で他人がいる。
僕は「自分の部屋」って持つのこの歳になって初めてだけど、「自分の部屋」ってそういうのもなの?
「ジェット、何かようかい?」
我が物顔でベッドに寝そべる男に、僕は多少意識してとげのある声でそういった。
「ボクは用事がないとキミの部屋に入れないの?」
「そういう事じゃない。ただ・・・、僕の留守中にこの部屋に入ってくるのは・・・。」
「ジョーが帰ってくるのを待ってたんだよ。一人はサミシイだろう?」
「そんなに僕を甘えさせたいの?」
「いいじゃない。ぞんぶんに甘えて欲しいな。」
「それは君のため?僕のため?」
「ねぇ、ダーリン。質問は会話じゃないよ。それにボクはゼンモンドウは得意じゃない。」
アハハハ!断片小説だからブツ切れだよ! 文のラクガキってヤツだね!