• きりぎりす

きりぎりす (新潮文庫)

きりぎりす (新潮文庫)

 作家の理想と現実(世俗)ってテーマが繰り返し書かれてる気がします。って短編集。
この本は好き。
レポート課題で「太宰の作品を一つ取り上げ、中学生に紹介する際の〜」といいうようなのでしたので、はじめは恋乳の好きな「夜明け前」にしようかと思いましたが、暗いので止めました。
 「畜犬談」にしました。いいですよ。面白いです。太宰がいかに犬が嫌いかとうとうと語ってます。嫌いなモノにこれだけ熱く語れる人ってそういませんよきっと。
 恋乳の好きな「夜明け前」はハイソな一家の問題児にいちゃんが事故か他殺か微妙な死に方して、最後にそのにいちゃんに一番けなげにしたがっていた妹さんの
「兄が死んだので、私たちは幸福になりました」って言葉で終わる話。
家族は絶対的な愛情で繋がった共同体・・・な、ワケではないんです。
その突き放した姿勢が好きなのです。


バンパイアドール・ギルナザン 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
 はまぞうでリンク探してたらこっちが先に出てきた(笑)
雁違いですよ。。。


雁 (新潮文庫)

雁 (新潮文庫)

 探してたのはこっち。 森鷗外パパ。 
まだ読み途中だけど、結構おもしろい。
これも、レポート課題の為に読んでますが、面白いので苦にはならない。。

冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)

    
冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)


んーなに、面白くなかったかな。
この企画をいつか29同人でやりたいと思う恋乳です。

 あと、今日唐突に思ったのですが、「Rosso」の主人公と恋人の関係は29だったら萌える。
 「いつもだ!いつだってジョーはみんな自分ひとりで決めてしまうんだ!僕はキミの人生にまるで影響しないんだ。」*1
とか、萌えっすよね?

*1:記憶あやふやなので微妙にセリフ違いますが・・・