にごりえ・たけくらべ

にごりえ・たけくらべ (岩波文庫 緑25-1)

にごりえ・たけくらべ (岩波文庫 緑25-1)

 よ・・・ようやく読み終わりました。。。
一つの文章がものすごく長くて、余裕で一ページ半とかあるんですよね。
しかも会話文もカギ括弧を使わずに地の文に入れるから、もう読みにくくてかなわない!!
 主語と述語が離れすぎていたり、一文中で行為者が変わっていたりするのでとても理解しがたい文章です。

 そういうワケで、話の内容としては4割ぐらいしか理解できていない気もしますが、雰囲気だけでいうならたけくらべよりにごりえのが好き。
 たけくらべのほうが、主人公が少女なこともあってか、明るい雰囲気ですし、文章もきれいなんですが、恋子はにごりえのくらい雰囲気と救いのなさ、花柳界っつーか、まぁそんな昔のお水の世界の雰囲気がよいと思うのです。