斜陽

斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫)

斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫)



太宰治 『斜陽』

女性の一人語りだから読みやすい。
当時の思想やものの見方捕らえ方がでてるので、それも面白い。
前半の耽美みたいなおままごとみたいなおかあさまとの生活の部分のが好き。
後半の新しい価値観に目覚めるだかなんだかの方は、『新しい価値観』そのものが今となっては古びてしまっているので若干陳腐な感じ。
お話としてはおもしろいケドね。

自分もなんか書きたくなる文章でもある。